沖田と土方があの現場を見て、帰ってきたのは門限ギリギリの時間だった。
そして、そこに何も手がかりはなく二人は何の収穫もなしの状態で屯所に戻ってきた。
「なあ、土方さんどうしたんだ?」
夕餉の時間、普段なら近藤さんの隣にいるであろう土方の姿がなく、原田をはじめ、幹部らが不審に思い、今まで一緒にいた総司に視線を向けた。
幹部らの視線を受けてもあまり気にした様子はなく、沖田はただ肩をすくめた。
「…色々あったんですよ」
「???」
その反応に幹部らは首を傾けて顔を見合わせた。
沖田は、土方の部屋の方向を見つめて悲しそうに、目を細めた。
-----結局、奏楽の居場所を見つけるものは何もなく、少し期待していた分に落ち込むのも仕方がなかった。
(…それだけじゃない。
明らかに、土方さんの様子がおかしかった。)
焦っている。
沖田はそんな感じを、土方の様子から受け取った。
そして、そこに何も手がかりはなく二人は何の収穫もなしの状態で屯所に戻ってきた。
「なあ、土方さんどうしたんだ?」
夕餉の時間、普段なら近藤さんの隣にいるであろう土方の姿がなく、原田をはじめ、幹部らが不審に思い、今まで一緒にいた総司に視線を向けた。
幹部らの視線を受けてもあまり気にした様子はなく、沖田はただ肩をすくめた。
「…色々あったんですよ」
「???」
その反応に幹部らは首を傾けて顔を見合わせた。
沖田は、土方の部屋の方向を見つめて悲しそうに、目を細めた。
-----結局、奏楽の居場所を見つけるものは何もなく、少し期待していた分に落ち込むのも仕方がなかった。
(…それだけじゃない。
明らかに、土方さんの様子がおかしかった。)
焦っている。
沖田はそんな感じを、土方の様子から受け取った。