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『あのさ、大森さんは、京とどーいう関係なの???』



き、き、きました!




私は、今、神崎さんに呼び出されて裏庭に来ている。




『…いや、別に特に関係はない…かな?』




あはは、と笑いながら苦笑いの私は、きっと、顔が引きつっているだろう。




『ふ〜ん?じゃあ、ちょっかい出さないで?正直、迷惑なんだよね…私は、京と付き合ってんの』






チクン





『そ、そうなんだ…ご、ごめんね…神崎さんの気持ちも考えずに…だけど、心配しないで?私と京は、友達…みたいなもんだからさ』



未だにズキンズキンと痛む胸を押さえながら私は、神崎さんに向かってニコリと微笑んだ。





…私、上手く笑えているかな?