友里絵の家に着き、炬燵に入る。


友里絵はティッシュを抱え涙ながらに昨日の出来事を話した。


「あのね、これは愚痴じゃないの。もう、自分の中じゃ整理ついてるから。だから、ね?」


分かって、と私に同意を求める。仕方がない。ここは頷く。


「昨日、隆と午前中はデートしたの。あのあとよく考えたら、久しぶりだしいいかなって思えて。いつもどおり、とっても楽しかった。最後の10分までは」