あれから一年半後、高校卒業と共に友里絵は隆の想いに応え今に至る。 それまでの一年半は辛かった。 誰が好んで、好きな人の恋の相談を受けるだろうか。 最初は、ラッキーだと思った。2人の事情を一番知っていられる立場だと思ったから。 でも、隆の気持ちの大きさや友里絵の隆への心の移り変わりを間近で触れていて。 何度突き放そうかと思ったか。 何度自分の気持ちを叫ぼうと思ったか。