「あのね、合唱やめたって、やる気ないなら同じなの。迷惑なだけなの」 部長は、氷の刃を私に降り注ぐ。 冷たい。 痛い。 苦しい。 「西脇先生だってね、そういう人は迷惑よね、って言ってたわ。城山さん、西脇先生にだってそんな思いさせてるのよ? わかってる? 西脇先生が――――」 「うるさいっ」 部長の声が途切れた。 今までためていたものが、爆発した瞬間。