翔太がはっとして左手を引っ込めようとするのを



私は掴んで離さなかった。




「....どういうこと。」


「月奈...。」



悲しそうな瞳で私をみる。






なんで。なんで。

なんで。なんでよ。



なんで、あんたが悲しそうな顔すんのよ。







なんで。なんで。なんで。なんで。なんでなんでなんでなんでなんで。




「結局.....あんたも。
一緒なんだね。」






彼女がいるのに近づいて




結局。結局。




今までの奴らと変わらないじゃないっ...!!!!