「え、でも...いいのか?」 「うん。」 「世話とか、大変だぞ?」 「大丈夫。それに、 帰ってきたらこの子が待っててくれるから。」 帰ってくる私のことを待っててくれる。 私を 迎えてくれる。 想像するだけで嬉しくなる。 灯りが灯らないあの家に 一筋の光が差した気がした。