それから適当に2人でショッピングをして

お茶をして


すでに月が顔を出していた。



今日は。

満月じゃないんだなぁ。






「楽しかったねー。また今度遊ばない?」


結局、こいつの名前、思い出さなかったな。


「ってかあ、月奈かわいいから、
通りすがる男みんな見てんの。
こんな美人と歩けて
俺まで鼻高いわー。」



おいおい。

私はブランドものかって。



「でさー、これからなんだけど。」



男が気持ち悪く私の肩に手を回す。



「...もうちょっと一緒にいない??」



ゾワッ。


私の全身に寒気が走った。