「月奈っ。噂なんて気にすんなよ?
昨日の男と俺は違うんだからさっ。」




『月奈。』



男の言葉に

翔太の言葉が重なった。



同じ言葉でも

重みが
あたたかさが違う。



翔太の真っ直ぐな瞳が

頭から離れない。




.....はっ。


私、なに翔太のこと考えてんの?



いま、あいつ関係ないじゃん。