なにもかも もう、なにもかも 全部、全部 「なかったことになればいいのに。」 私の記憶なんて 消えてなくなってしまえばいい... 「...あの。」 誰かの声がした。 振り返ってみると 「紅林さんだよね?」 全身の神経が固まったかと思った。 それくらい何も感じなかった。 とゆーより 何を感じたらいいのかわからなかった。