「…そうなんだろう?俺のファンになればいいじゃねぇか。俺様ぐらいになるとなファンクラブが…」

ペラペラとまだ喋り続けている清太は、自分の鏡がゴミ箱に投げ捨てられたのを知らない。



華子が教室を去ろうとしたその時、丁度担任が入ってきた。

「ん?誰だ?ホームルームは始まるぞ。席に着きなさい」

顔の見えない生徒を教室へと押しながら、中に入ってくるこの担任の先生は先ほど登場した飯塚先生であった。