突然の絶叫に教室の住民は目を見開いた。


「な、中前さん!どうしたの?」

みんなと同じように目を見開いた長谷川君は、奇声を発する華子に話しかけた。

「…ビが…何で…」

「えっ?」

「…鏡が…」

「えっ?」

「…違う鏡を…」

「えっ?違う鏡?」

長谷川君と小さな声の華子とのやり取りを聞いていた、清太がポケットからキラッと光るものを出した。

「鏡か?俺持ってんぜ。てか、突然大きい声出してどうしたんだコイツ。あー、もしかして、俺様のカッコよさに気づいちまって興奮したとかか?それとも、俺様のこのワイルドな…」