その夜、私は今までのイヤなことを忘れるように寝た。

ただ、ずっと寝ていた。


ピピピピピピピ...

朝、目覚ましの音で起きた。時計を見たら

6:30...。

ちょっとテキトーにつけすぎちゃったかな??

そんなことを思いながらムクムクと起き上がった。

(だいたい、7:30ぐらいになったら学校へ出ればいっか。)

そう自分に言い聞かせながら制服に着替えた。

歯をみがいて洗面所から出た時だった。


(…お兄ちゃん…)

今日は高校でなんかの準備らしいけどねっ。

私は、朝からイヤなものを見たような気分でリビングへ行こうとしたら

「あのさ...。」

(…声かけてくんなよ…)

「オレの事、キライ?」私は、あきれたけれど はっきりと言った。

「大キライ。」

「…ふーん…」お兄ちゃんは意味ありげな笑顔で 家を出た。

朝から あんな事言うなって思いながらご飯を食べた。

朝のニュースを見ていて7:25になった時


ピンポーン

家のチャイムが鳴った。

早く、家から出たかった私は早く出て〇〇のトコへ行った。

「遥妃ー。おっはよー」

「〇〇..。おっはよー」 〇〇のテンションにあわせて言った。

学校へ行く途中、今日家であった事 全部話した。

〇〇は、こうゆう時 素直に話せるから好きだ。

「うん...。すごくイヤだよね。」

「だよねー!〇〇!!すごくイラついちゃってさぁ」

「ハハハ。まぁ、そんなこと忘れたほうがいいんじゃないの?」

「そうだよね...。ありがとう。」

「いえいえ!こちらこそ。」

そんな事を話してるうちに学校についてしまった。



これから〇〇と一緒に満田君に会いに行くんだよ。

恋の花が咲くまでもうちょっと。

まだまだ、つぼみのサクラの木と どっちがはやいのかな?