それから、何を話したのかあまり覚えていない。

ただ、私はひたすらに泣きながら「ありがとう」と言っていただけなような気もする。

覚えていることは「ごめんなさい」と言ったら、少しだけ強く怒られたことだけだ。



これから私はどうすればいいのか、今はまだ何も分からない。

だけど、真っ暗で何も見えなかった道に少しだけ光が灯されたように、どうしていきたいかということだけは、はっきりと分かった。

今はそれだけでいいのかもしれない。

ただ、ひたすらに我武者羅にその道を走っていくことに頑張っていけばいいのかもしれない・・・