すると女の子はニコッと笑いベンチに飛び乗った。ピンクのうさぎの人形をひざに乗せて 女の子は ふわふわのツインテールと大きな目が印象的だった そんなことを思っていると 僕の膝に小さな手が乗せられた ピンクの毛むくじゃらな手が。 「お名前は?」 女の子はうさぎの手を持って しつこく尋ねてきた 「ハル、岡崎陽。」 「ハルかぁ! あたしは琴音!宇佐見琴音」