「あぁ。これからも頑張ってくれ。」

「ありがとうございますっ!」

興奮冷めぬまま、あたしは事務所を出た。

やったぁ!!

合格だぁ!!

あたしが事務所の看板作家!!

もっとたくさんの人に読んでもらえる!!

嬉しい!!

あっ!修太くんに連絡しなくちゃ!

あたしは興奮したまま、修太くんに電話をかけた。

<はい。>

「修太くん!あたし、合格したよ!”これからは事務所の看板作家”だって。」

<マジでっ?!良かったじゃん!>
 
「うん!ありがとう!修太くんのおかげだよ!」

<俺は何もしてないよ。>

「ねぇ!何かお礼させてよ!」

<別にいいよ。>

「ねっ!お願い!」