「修太くん!うん。チェックしてもらう。」

「そっか。終わったら連絡して。」

「うん。」

あたしは約束の喫茶店に行った。

はるっちはまだ来ていなかった。

少しして---

「美優ちゃん!遅くなってごめんね。」

「はるっち!全然いいですよ。」

「早速なんだけど。見せてくれるかな?」

「これです。」

はるっちが小説をチェックしている間、憧れのリュピ先生の新作を読んでいた。

リュピ先生は、あたしの憧れのケータイ小説家の先生。

初めて読んだケータイ小説も、リュピ先生の小説だった。

リュピ先生の小説は、デビュー作から最新作まで全部持ってる。

あたしの大事な宝物の1つ。