次の日。

「みゅーうーおっはよー!」

「奈由、おはよ。相変わらずテンション高いね。」

「みゅうが低いんだよー!」

相変わらず、奈由は朝から元気だなぁ。

朝の弱いあたしには無理だ。

「ぉはよ。」

後ろから低い声がした。

この声---

「修太くん、おはよう。」

「目、すごい疲れてる。パソコンの見すぎだな。これ、かけときな。俺は見えてるから。」

修太くんは、眼鏡を渡してくれた。

黒縁のカッコイイ系の眼鏡。

修太くん、似合うんだろうなぁ。

「ありがと。修太くん、眼鏡持ってるんだね。」

「まぁね。目悪いから。」

「そっかぁ。」

修太くんは席に戻っていった。