「そんなことないですよ!
美優さんめちゃ可愛いですもん!
だから、最高な小説が書けるんですね!」

知香ちゃん!

「小説?美優ちゃん、小説書いてるの?」

あ。

「おい知香!」

「あっ。美優さん、ごめんなさい!」

「大丈夫だよ。はい。小説家やってます。」

あたしは正直に話した。

「本当に?すごいわね!」

「あのね!美優さん、あたしの大好きな恋歌なんだよ!」

知香ちゃんは嬉しそうに話していた。

「あら、そうだったの!
私も知香に借りてよく読んでるわ。すごいわね!」

「いえ。全然ですよ。」

あたしは嬉しかった。

修太くんのお母さんも読んでくれてることが。