「ここ座って。」

「あっ、うん。」

修太くんの隣に座った。

「美優さん。どうぞ。」

「ありがとう。」

知香ちゃんにまで...。

「食べましょうかね。」

奥から修太くんのお母さんが出てきた。

「あら?お客さん?」

修太くんと同じ、大きくてパッチリとした目をしてる。

「あぁ。同じクラスの橘美優さん。」

「初めまして。橘美優です。」

「修太の母です。」

修太くんのお母さんは、いかにも”奥様”って感じの綺麗な人。

「珍しいわね。
修太が友達を連れてくるなんて。
もしかして修太の彼女さんかしら?」

「いえいえ。修太くんには、いろいろと相談に乗ってもらっているんです。」