「お兄ちゃん!何で教えてくれないの!」

「俺もこの前知ったんだよ。」

「私、大ファンなんです!頑張ってください!!」

「ありがとう。」

やばい感動!!

あたしは時間も忘れて書き進めた。

気がつくと、もう6時を過ぎていた。

「もうこんな時間!そろそろ帰るね。」

「もういいの?」

「だって、修太くんに迷惑かかっちゃう。」

「俺のことならいいって言ったじゃん。」

「でも、大丈夫。」

これ以上、修太くんに迷惑かけるわけにいかない。

「知香。送ってくる。」

「分かった。美優さん、頑張ってください!」

「ありがとう。お邪魔しました。」

あたしは、修太くんの家を出た。