「間に合わないよ...どうしよう...修太くん...」

「落ち着けって!」

修太くんは、あたしの肩に手を置いた。

「落ち着けないよ...せっかくのチャンスなのに...パソコンが壊れちゃうなんて...どうしよ...もう終わりだぁ...」

あたしはわめいた。

すると---

「大丈夫。」

修太くんはあたしを抱きしめた。

えっ_____?

修太くん________?

「大丈夫だから。落ち着いて?
家で出来ないなら俺の家おいで。
俺ん家のパソコン、好きなだけ使えば良い。
好きなだけ小説書けば良い。
だから、大丈夫だよ。」

修太くんは、今までにないくらい優しい声で言ってくれた。