寂しい...
行かないで...
無意識のうちに、修太くんの制服の袖を引っ張っていた。
「ん?どうした?」
修太くんは立ち止まり、あたしの方を向いた。
「...行かないで。」
「えっ?」
「1人でいたくないの...。」
あたし、今すごいこと言ってるよね?
でも、そんな冷静になれない。
ただ、1人になりたくないんだ。
今は1人になりたくない。
「しばらく、ひまわり園行くか?」
「えっ?」
「正直言って、俺も今お前を1人にしたくない。
だけど、俺はずっとそばにはいてやれない。
だから、しばらくの間ひまわり園で暮らそ?」
修太くんの言葉に、驚いた。