しばらくして、修太くんは体を離した。

「修太くん。ごめん。それでもあたしは生きてちゃいられない。」

生きてるわけにはいかないんだ...。

あたしはカッターをもう一度手に取り、刃先を当てた。

「おい!やめろって!」

修太くんは、あたしの手からカッターを奪おうとする。

「離して!あたしは生きてちゃいけないの!あたしが生きてるとみんな不幸になるの!」

あたしは切ろうとする。

「やめろって!死んでどうすんだよ!」

「いいの!あたしのことは放っておいてよ!」