<あいつ、なんかあるたびによく川沿いに行ってるんすよ。
そこで、よく泣いてるの見ましたし。
そっちにも川沿いありますよね?>

川沿い...

あ!

<ある!光川!>

<なら、きっとそこにいますよ!>

<分かった。行ってみるよ!夕飛ありがとな!>

<いえ。修太さん。美優のこと守ってくださいね!>

<当然だ!>

夕飛のと電話を切ったあと、俺はすぐに光川に向かった。

頼む!

間に合ってくれ!

こんなことで、失いたくないんだよ!

俺が守るって決めたんだ!

勝手にいなくなられてたまるかよ!

俺は一目散に走った。

間に合え!

ただ、それだけを願って。