―――――あぁ…
私まだ翔が好きなんだ。違う。
ずっと…ずっと翔が好きなんだと。
きっと唯斗ははじめから
気づいたんだと思う。
それをはっきり言わず
遠まわしに言ったのは
私が自分で気づかないと意味がないから。
私が唯斗と付き合ったのはきっと…
自分のため。
自分がこれ以上傷つきたくなかったから。
だから、優しい唯斗に甘えてたんだ。
帰りに好き?って聞いてくる
唯斗の考えをわかっていたら
もっとはやく気づけたはず。
気づけなかったのは
唯斗のことをわかろうとしてなかったから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…