「あの、隆也く…」






「ありがとな。」






「へ?」






「休憩、付き合ってくれて。お陰でずっと飲みたかったジュースも飲めたし、何より永愛と沢山話せて楽しかった。」







「――っっ!!」






この人は、何て優しくていい人なのだろう。






本当に私と一歳しか変わらないのかな。






何だか隆也君がとっても大人に感じるよ。






「ありがとう、隆也君。」






私なんかの為に病室を抜け出してくれて。






そして、休憩と嘘をついてまで私の隣にいてくれて。






おかげで元気を取り戻すことができた。







もう不安なんてどこにもない、大丈夫。






「……ココア。」






「……え?」