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「へーっ隆也君バスケ部なんですねっ」






「おうっ」






少しの間の休憩といいながら、私と隆也君はかれこれ30分位話している。







同じ中学で地元も同じ事から共通点も多く、話しの話題は切れる事がなかった。






そして、今までの会話で、少しは隆也君の事をしれた気がする。






隆也君は同じ中学の2年生で男子バスケ部の主将。






バスケの試合中に大怪我をしてしまって、数回の手術の為に夏から何度も入退院を繰り返しているらしい。






それと、見た目はクールっぽいけど話してみると全然違う雰囲気の持ち主。







向こうから沢山話しかけてくれるし、私の質問に対する答えは凄く一生懸命考えてくれる。







笑った顔なんてめちゃくちゃ可愛いし……。







好きな飲み物なんて、まさかの苺ミルクだし……。








「ふふっ」






「ん?何でいきなり笑ってんの?」






「ふふふ、何でもないですよっ」







不思議。






さっきまでは一分ですら長く感じる程不安だったのに。







今じゃあっという間の30分になってたよ。