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「永愛、父さん一度家に戻るな。」







「え…?」







「瞬輝を家に連れて帰ろうと思う。明日も部活だろうし、何より今も疲れて寝てるからな。家のベッドで寝かせてきたら直ぐ戻ってくるよ。」








……そっか、それもそうだよね。







ここに全員がいなければいけない事なんてないし、それにこのままここで寝かせとくのも可哀想か。








でも、今ここで二人がいなくなったら私一人…。








「直ぐ戻ってくるよ。…っといっても一人は不安だよな。永愛も一緒に家に帰るか?」








「っっ………うんん、ここにいるよ。大丈夫。」








「そうか。じゃぁちょっと待っててな。」







「うん。」