私の身体に動揺が走る。
そして動揺と一緒に熱も走っている気がする。
『良かったな』と言った瞬間、無造作に私の頭の上には彼の手が乗せられた。
2、3回軽く撫でられて、その後に軽く笑いかけられた。
……やばい、やばいやばいやばい。
なんか無駄に心臓が動いている気がするぞ。
それに全身に汗が…緊張が……。
「じゃぁ、俺そろそろリハビリの時間だから行くわ。赤ちゃん無事に生まれてくるよう俺も祈っとくな。」
「あ、はいっありがとうございます!!」
すごく短い時間の会話。
それでも、それだけでも私の胸はいっぱいいっぱいで。
この矛盾した気持ちは何だろう。
話したい、でも話すのは緊張して怖い。
「じゃぁな。」
でも、これで終わりにしたくないっ!!!
「あ、あのっ」