その後、京と宮原クンのクラスで
昼御飯を食べて他のクラスへ行った。


「累....累?」


アタシは京に二回呼ばれ、ようやく気づいた。


「なっ...なに?」



「今...誰のこと思ってる?」


京に突然聞かれた。
なんで....?
なんで今聞くの?
聞かないで...聞かないでよ....



アタシは最低だから....
今頭の中に浮かぶのは



宮原クンだから....


京のことが好きなのに...
なんで宮原クンが思い浮かぶの!?
嫌だ....嫌だっ!!



「ごめんなさいっ...」



アタシは泣いていた。
泣いて京に謝っていた。


「ごめんなさい...」



『どうか嫌いにならないで』
そんな最悪な意味を込めて
アタシは泣いて謝った。