「まぁ、いいや。呼び出してすみませんでした」


そう言った相沢さんは教室を出ていった。




片想い...か......


でも、フラれちゃて


アタシの負けなんだ....



宮原クンは相沢さんを選んだ。


アタシは友達で止まってて、そこから全然動けなくて。




「アタシ...バカだなぁ.....」


かすれる声で呟いた。



「宮原クン....好きだよ......」



届けられないアタシの気持ち。



きっと、答えを聞くのが怖いから


聞けない彼の気持ち。