「重い...」


「アンタ男だから、楽でしょ!!とっとと運んでよ!!」


アタシと京は文化祭の準備で、荷物を運んでいた。


あ、宮原クンだ....


アタシは、宮原クンのことが吹っ切れたので今も一応話しかけてはいる。


「宮原クン。」


「あ...天内さん..どうしたの?」


何か前より更にカタコトになってる...


「想太のクラスは文化祭、何やんの?」


「ああ..えっと....カフェ..みたいなの」


「ほぉ~・・・いいな。当日行くわ。」


「あ、ありがとう...」


何か...二人に違和感を感じる....
何て言うか...喧嘩っぽいような....


「アタシも行きたいな。宮原クンのクラスのカフェに」


「え...えっと..あ!ゴメン..急いでた」


「そっか、引き留めてゴメンね..バイバイ」


「じゃ...じゃあね」


何か、京を怖がってる感じがするな...


「京。宮原クンになんかした?」


「・・・いや、なんも」


「そっかあ...」



その後、アタシたちも仕事を再開した。