その後、もう一度最初から水族館をまわった
でも、宮原クンのことで頭がいっぱいで、水槽に広がる神秘的な世界なんて全然見えていなかった.....
「宮原クン、今日はゴメン...
あと、ありがとう...」
アタシとまわりたいなんて言ってくれて....
今までと違う感情が自分の中に小さく芽生えた気がすると共に
初恋の人のことをとても愛しく思ってしまった....
きっと、“遊び”なんて気持ちは
宮原クンに対してもうない....
なんだか、恥ずかしくなりうつむいてしまった
「天内さん?」
「えっ!?」
大きな声で驚いてしまった....
「だ....大丈夫?」
「え、あ...うん。」