「ねぇ、宮原クン相沢さんとまわるんじゃなかったの?」


「そんなつもりなかった。俺さ....天内さんと一緒にまわりたい....」


トクン....


おかしいよ...アタシとは遊びなのに
きっとわかってると、思うのに
なんで?なんでそんなこと言うの?



「天内さん?どうしたの?」


「なんでもないっ!!」


いつもと違う....


相手がどんなにかっこよくても、胸なんて苦しくならなかったのに....



なぜか....懐かしい感覚を思い出すようだった


昔...好きだった人


その人の顔が頭に浮かんだ...