放課後デートか…。

いつもは家まで送ってバイバイ。

もっと一緒にいたい。
そう思ってるのは俺だけなんだろうな…。

でも、最近は俺が見えなくなるまで後ろで見送ってくれる。


亜由美には何気ない事かもしれないけど、最高に嬉しいくて切ない瞬間だ。


「駅前のカフェとかさ、いいんじゃない?」


カフェ?

眉間にしわを寄せる俺に苦笑する啓志。