中学からの連れ、岳と啓志だ。


俺ら3人はイケメンで有名らしい…。
こいつらの周りには常に女達が群がっている。


「和哉、サボりか?」
啓志は、掘りの深い綺麗な顔のイケメンだ。


「和哉、最近朝早くない?」

アイドルみたいに可愛い顔の岳。
顔はな……中身は……。


「女がうざい…。」
携帯を閉じ、寝転ぶ。


「どうしたんだよ!?」

岳の声うるさい…。


「岳…声大きい…」

啓志が顔をしかめる。

「でもほんとにどうしたんだよ? 」
啓志の視線を避け、目を閉じる。


こいつらにばれたら邪魔されるに決まってる。


「なんでもね―よ。気分だよ気分!」


詮索されてたまるか。