俯いた亜由美の顔を見ると何か考え込むでる。


嫌なのかよ?…


亜由美が答えを出す前に違う話題…って、そうだ!


「なぁ…朝、亜由美に声かけてた奴、友達?」


急に話題が変わり、目をぱちぱちさせている。


「朝……あっ、生徒会長と副会長。」


亜由美は答えながら顔をしかめている。


友達じゃなさそうだな。


「あいつら何?」


亜由美は困った様子で、文化祭で目をつけられ生徒会にしつこく誘われている事を話した。


「あっ!」

急に声を上げ、きまづそうに俺を見る。


「何?」


「土曜日…会長からガーデンパーティーに誘われてた…。」


はぁっ?…嘘だろ?


途端に不機嫌になった俺に、青ざめ謝ってきた。

「ごめんなさい!これに行ったら諦めてくれるって言うから…。」


申し訳なさそうに謝る亜由美。