ちびっこがいる所じゃいつまでも彼女は気づかない。


電車で勝負だ。


電車で彼女の見える位置に立つ。

でもイヤホンをつけIポットで音楽を聴き、視線は窓の外。


「こっちも手強いね。」

啓志は苦笑いしている。