余計な事を言いやがって!
亜由美がどう思ったか不安で繋いだ手に力を入れた。



「まぁ、去年から急に止めたみたいだけどね。」


姉貴はニヤニヤと俺を見ている。


「なんでだろうね~。」


くっそ~ムカつく女だぜ!


「亜由美だけだからな!」


俯く亜由美の肩を抱き寄せた。


「写メより可愛いなぁ。」

親父がニッコリと言った言葉に引っ掛かる。


…写メ?

亜由美も顔を上げ、首を傾げる。

「泉堂君…?」


「親父……。」


「ん? 待受にしてるだろ?」


いつの間に!
駄目だ…このままだと何を暴露されるか…。