「なんや、普通に回るやん」

その人は不思議そうに笑いこちらを見て言った。


私は、さっきまでのは一体何だったのかと思いながらも、とりあえず何か言おうと、

「ま、回りましたねぇー…」


と、アホみたいな返事をしてしまった。


「回りましたねぇ、ってどんな返事やねんっ!」



その人はゲラゲラ笑いながら見事なツッコミをいれた。



今さらだが、
この人は関西出身の人なのだろうか。

さっきからとても流暢な関西弁を話している。



そして、その人は私の肩をバシバシ叩きながら、


「お前、おもろいなぁー」

とヒーヒー笑っている。



てか、結構痛い。