「陽菜、王子の許可は取ってあるから。むふふ」 「ええ??」 亜沙子は、王子とゆっくり会えない私を心配して、デートを企画してくれていた。 やっぱり最高!! 「亜沙子、大好き~」 亜沙子にくっつくと、小早川がしかめっ面で私を引っ張る。 「こらこら、そんなこと俺もまだしてないんだから」 な~んて言ってるけど、 実際は結構進んでるんじゃないかなって王子とは話してる。 相手は、36のおっさんだしねぇ。