「まだまだ話したいと思うけど、ちょっといいか?」




王子が、腕組みをしながら近付いてくる。




「私、もう帰ります」




とユッキーは、笑顔で手を振って公園から去っていく。






こんなに、円満に解決するなんて。




夢じゃないのかな。


と不安になったりもする。







「おい、バカ女!」




ユッキーの背中を見つめている私の頭をコツンと叩く。





「はい。バカ女です」




そう言って振り向くと。








え?


えぇ??



まだ明るいんですけど。




そんな濃厚なキスしちゃっていいんですか??