ユッキーはオシャレして、ベンチに腰掛けていた。





「ドキドキする」




そう呟いたユッキーを見ていると、複雑な心境になる。







あきらめるためのキス、なんてこの世に存在するのだろうか。




私は間違っているんじゃないの??







亜沙子にも大反対されちゃったし、ね。





でも、こうしなきゃ前に進めない。



私も、ユッキーも。



友達に戻るために、こうするしかなかった。





でも、でも・・・・・・


やっぱり、おかしいんじゃないかという気持ちでいっぱいになる。