「山田、このクラスなの?」
「また一緒かよ」
サッカーの才能もあるし、顔もまあまあかっこいいのにね。
どこかが残念なんだよね。
「山田と一緒かぁ・・・・・・」
「なんだよ、その顔!」
山田、本当は嬉しいんだよ!
私と同じクラスで。
ま、私は嬉しくも悲しくもないけど。
「ねぇ、優雅は?何組?」
「5組だろ?」
また亜沙子と顔を見合わせた。
「やった!みんな近いじゃん!」
私は、山田の肩を強く叩いた。
「何、喜んでんだよ」
と山田はかわいくない返事をしたけど、口の端がまたニヤニヤしていた。
クラスは離れたけど、私達4人の友情はこれからも続く!!