―――――…









カラン…
コロン…










走り疲れたあたしは
トボトボと来た道を
歩いていた。












カラン…






さよなら、か…








コロン…








そういえばあたし、
この時代の人間じゃ
ないんだった…。










カラン…








普通なら出会うことも
なかった人を相手に

何を悲しんでるんだろう。















ドン






「ぶっ」









いてて…
と鼻をさすって見上げると
あきれた顔のモスケがいた。