『…すみませんでした』




「今更、なによ…っ」




『ごめんなさい。…でも僕、嬉しかったんですよ』




「…なにが」




『手紙、くれたじゃないですか。大事にとってあります』




「…っ、あんなの捨ててよ」




『嫌です。もうきっと、くれないでしょう、センパイ』




「書きたくて書いたわけじゃない、あんなの」




『ふうん。じゃあもう、口利きませんよ』




「……勝手にしなさいっ」







『ねぇセンパイ』