―――――――――― ――――― 『センパイ』 「…なに?」 給食後の昼休み。 じとりとした6月。 ひんやりした机に、顔の左半分を付けて、寝ていた、ら。 ――彼はやってきた。 『明日の生徒総会について、教えてください』 「…先生に聞きなさい」 『えぇっー…』 やっとあたしは顔を上げて、彼の姿を認識する。 相変わらず閉められた、ブラウスの第1ボタン。 真面目ね、キミは。