本を読み、寝て、時々調理室に食事を取りに行き、相変わらずノアは作った端から料理を食べていったのであまり満腹にはなれなかった。
そんな日々を数日間続けた後、ライアスとドリウスで、なんとか魔力の強い場所を特定できる方法を見つけ出した。

主が不在の城はお化け屋敷のようだが、便利だった。
悪魔がお化けを怖がることは全くないのだが。

魔界の地図に魔法をかけ、ライアスが魔力を察知する。
「南の森から強い魔力を感じるな。」
「行くしかない。」
ドリウスにも躊躇いはない。
「誰が出るかわかんないけど行かないと何も始まらないよね。」
アフストイも行く方向性で決まっているようだ。
「俺らまだ転移使えないからアフストイ頼むわ。」
「はいはい…。」
アフストイのその返事と共に、3人はルファン城から消えた。