グラウンドを見ると運動部が部活をやってて、校門を見るとカップルが手を繋いで歩いている。

「あぁ〜、もうあんなにイチャイチャしちゃって!お母さん許しませんよ!!」

全く知らない人達だけどなんとなく叫んでみた。

すると後ろから
「はぁ、夏海って本当バカだよな。」

頭がピキッとなったのが分かった。
私にバカなんていうやつわアイツしかいない!
そう思ってゆっくり声がする方を見た。
そこにわ幼馴染みの潤がいた、

「今この私にバカっていった?」

すると潤わ事実を述べたまでですけど。と言ってウインクをしてきた。

「ウインクとかキモッ…。てか私バカじゃないし、この前国語のテスト74点だったし」

また心にもない事を言ってしまった。

私わ潤の前だといつも素直になれない。




いつからかわ分からないけど、小さい頃から私わ潤の事が好きみたいだ。認めたくないけれど、潤と一緒にいるとすごく居心地がいいし。
胸がドキドキする。


ここまで来たら潤の事が好きだ。
と認めざるおえない。



元々潤とわ家が隣りだから親同士も仲が良い、そして自然と私と潤も仲良くなった。


「キモッてお前なぁてか、いきなり叫ぶなよ。お前の事探してたら声がするし。」


あぁ、やっぱり聞かれてましたか。


「ぢゃぁ、バカな夏海ちゃん一緒に帰りましょうねぇ?」

バカにしたように言ってきた潤の肩に回された腕を振り払って


「かえる!!!」
と言って鞄を持って教室から出ようとした。


すると待てよ。と言って腕を掴んで来た。

「潤にわ舞が居るでしょ!」
と言って掴まれていた腕を振りほどいて廊下を走っていった。

あやうくうん、て言っちゃうとこだったよ。と独り言をいいながら家の近くの公園のベンチに座った。

「そうそう、潤にわ舞がいるんだよ。」
舞わ潤の彼女でもあり、私の親友、舞が潤の事がスキというので私わ軽い気持ちで潤を舞に紹介した。